(2019.05.09)
ナゴヤドームの照明が、一般社団法人照明学会による「第37回(2019年)日本照明賞」を受賞いたしました!
ご尽力くださいました協力会社の皆様に、心より感謝申し上げます。
以下が受賞テーマと受賞理由になります。
受賞テーマ
「ドーム球場における体験・体感型照明空間の創出-ナゴヤドームにおける実現-」
受賞理由
本業績は、プロ野球「中日ドラゴンズ」の本拠地として使用されているだけでなく、コンサートや展示会など様々なイベントなどでも活用されているドーム球場で実現されたものである。
ドーム球場という大空間において、プロ野球で使用するために必要な機能的な照明と省エネ性の向上を図っているのはもちろんのこと、試合での応援時やイベントに必要な演出照明を創造する体験型照明である。
技術的には、ドーム球場として日本初のフルカラー照明も含めたドーム全体で光の演出が可能なDMX制御による照明システム、そして、これら照明を映像装置と連動させることで、光と映像,音響とを融合させた演出を可能としている。
機能面でも、グレア低減、ボールの視認性、演色性に配慮して設計されたLED照明を採用し、電気消費エネルギーの半減化にも成功している。
今後、eスポーツの普及などで、スポーツエンターテインメントのトレンドが予測される中、実際に球場に足を運ぶ楽しさを照明によって実現させた優れた業績である。
参考1)
日本照明賞とは(一般社団法人照明学会ウェブサイトより抜粋)
日本の科学、技術、産業、芸術、文化の水準を高め、世界に誇りうる優れた業績を顕彰するものです。
本賞は、創立65周年を記念して1981年に設定され、その目的は、学会および照明界の新たな活性化を図り、ますますの発展、躍進を促すことにあります。
参考2)
日本照明賞受賞者一覧
https://www.ieij.or.jp/award/syomeisyo_his.html
ナゴヤドームは、「2018年照明普及賞」も受賞いたしました。
参考3)照明普及賞とは(一般社団法人照明学会ウェブサイトより抜粋)
その年に竣工した優秀な照明施設を「照明普及賞」として表彰してきました。
施設の企画、設計、施工などに多大な功績のあった個人、法人またはグループに与えられたもので、賞の選考にあたっては、視環境、照明技法、照明効果などの観点から総合的に審査されます。
対象となる照明施設は、住宅・事務所・店舗・ホールをはじめとした屋内施設から、屋外・交通・スポーツ施設まで広範にわたり、その地域を代表する照明施設といえるでしょう。(一般社団法人照明学会ウェブサイトより抜粋)
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