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ドーム雑学博士-知っていれば得をするかも- Dr.Dome

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ホームランも見逃さない!

ドーム内のコンコースや喫煙所にたくさんのテレビを設置しているのはご存知だと思いますが、いくつあるのか知っていますか?答えは218台。26~32インチのテレビを2・5Fコンコースをはじめ、各階喫煙所、プライム1、プライム ・ツイン、プライム・ボックス、アリーナビューレストラン、大幸横丁など、ドーム内各所に設置しています。2011年にはすべてを液晶テレビに変更しました。テレビ局のものとは異なるドーム独自の映像を作り、ドーム内に設置する最大6台のカメラで撮影しています。これだけテレビがあれば、コンコースや喫煙所にいても「ホームランを見逃した!!」ということもないでしょう。
2018年には2Fコンコースにデジタルサイネージを66台新設、これまで以上にコンコースでも様々な情報に触れられるようになりました。

おおきな青い壁

外野手の後ろにそびえたつ大きな青い外野フェンス。このフェンスを越える大きなホームランを沢山見たいですね。

外野フェンスの高さは4.8m。プロ野球12球団のホームグラウンドの中で4番目の高さになります 。 選手のプレー中の安全性を高めるために、この外野フェンスを含めたグラウンド内全てのフェンスを2016年に改修しました。従来(厚さ50mmのゴム製のラバーフェンス)に比べ、より高いクッション性を備えた厚さ120mmのウレタン製のソフトラバーフェンスに変更。 選手の安全性を確保することにより、これまで以上にダイナミックなプレーが期待できます。

また、外野フェンスの上には、さらに柔らかいクッション材でできたフェンスを設置しています。このフェンスにホームランボールが当たると、打球の勢いが吸収されてフィールドに跳ね返らないので 、ホームランと直接フェンスに当たった打球の判定がしやすくなってます。

空いている552席

プロ野球開催中、満員の観客席の中で一部分空いている席があります。センター後方のバックスクリーン部分(552席)です。「席があいているなんて、もったいない」と思われるかもしれませんが、バックスクリーンは打者と投手の延長線上にあり、この部分にお客様が入られると、打者や審判は投手の投げたボールが見づらくなります。そのため、お客様を入れないようにしています。(野球以外では、通常の座席として使用することもあります) ドームの座席は全席背もたれ付き。さらに内野席にはひじ掛けがついています。また2012年リニューアルによりカップホルダー を全席に設置しました。下段席約26,000席、中段席約1,900席、上段席約8,500席、その他の席を含め野球時で最大36,418席(2023年時点)を使用できます。

消える!マウンド

展示会・コンサートなどが開催される場合、ピッチャーズマウンドが邪魔になることがあります。そこで「昇降式ピッチャーズマウンド」を導入し、この問題を解決しました。

ピッチャーズマウンドは直径5.8mの円形(正確には正16角形)、高さは公認野球規則である10インチ(約25.4cm)。このマウンドは4ヶ所で支えられており、野球時は地下からせり上がって固定され、収納するときはマウンドを地下に降ろしスライド式の床で開口部を塞ぎフラットにします。

世界初のアイデア

安全に野球観戦できるように設置されているバックネットですが、野球以外のイベントでは視界の妨げになります。そこで、世界初の「昇降式バックネット」を採用しました。
2016年には、視認性・安全性の向上を目的として改修。ネット自体を細く、色をブラウンに変更すると同時に、全てのネット(サイドネット含む)を天井から吊り下げる方式にしました。

改修後のバックネットは縦11.2m、横28.6m、重さ約35kgの樹脂製ネットで、太さは1.8mm。

back_net.jpg

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